娘と2人シンガポール旅行

息子は地域のバスケットボールチームに所属し、夏休み中は合宿や練習が結構みっちり入っている。一方、娘の体操教室は週1の一時間のみ。

鎌倉へ家族で滞在したが、それ以外なかなか家族揃って旅行へ行けない。息子はやりたいことやってるので良いが、娘が不憫である。そしてパパである私は子供たちに新しい体験をさせてあげたいし。自分も楽しい旅行がしたい。

というわけでシンガポールへ娘(9歳)と行くことにした。

DAY1 
羽田空港0:40出発のはずが、1:40出発に遅延した。ラウンジで飛行機搭乗後、即寝落ちする気満々だった私は、搭乗口前の椅子で一時間待機してる間に寝てしまいあやうく娘と共に乗り逃すとこだった。でもギリギリ起きて搭乗できた。
一方、搭乗してからは、娘を寝かせてあげようと肩を貸したり色々してて7時間の間、ほとんど寝れなかった。

シンガポールチャンギ空港に到着。眠い。空港内のJEWELと呼ばれる植物園やアートを見つつ、MRTでチャイナタウンのフラマシティセンターホテルへ。スーツケースを預けて、娘にロビーの椅子で仮眠を取らせつつパパはラップトップで仕事。
今回は会社が夏休み明けということもあり業務量が多い。
MRTでベイフロント駅へ。マリーナベイサンズB2階のフードコートで食事。県特楽という店の小籠包と豚麺が美味かった。
そしてガーデンバイザベイへ。人工的に整えられた自然を鑑賞。かなり歩いた印象。クタクタになりタクシーでホテルへ行きチェックイン。
ホテル近くのショッピングモールにはスーパーや飲食店やフードコートが沢山。冷たいビールとジュース、鳥の丸焼き、惣菜弁当で部屋で娘と宴会。そして爆睡。

DAY2
セントーサ島のプール、アドベンチャーコーブウォーターパークへ行く予定でホテルを出るも空がどんよりしていて雨が降りそう。予定を変更してユニバーサルスタジオシンガポール(USS)へと目的地を変更。
ネットでは当日券が買えないので、現地へ行ってみることに。バスを乗り継ぎでセントーサ島へ。2階建てバスの2階先頭席に乗れて娘喜ぶ。
でUSSに着いたが、当日券は売り切れで買えず。とりあえずフードコートでご飯食べて作戦会議、すると外は大雨に。
室内アクティビティとして水族館へ。水族館は高額な割に江ノ島水族館やサンシャイン水族館に劣る内容で大したことない。でも娘は魚やクラゲの写真をこれでもかと撮影して喜んでいたので良しとする。
水族館の後は、モノレールでビーチへ。ビーチにはバンジージャンプやジップラインなどのアクティビティと、多くのレストランやバーが整備され雰囲気も良い。イタリアンレストランで海を眺めながらペスカトーレとビール、娘は唐揚げポテトにコーラでランチ。ビール一杯18SD(1SD=107円)2000円近く。この注文(ビールは2杯)で10000円。鬼高い。リゾートだからイイかと割り切る。
続いて娘はジップラインを体験。はじめはチビリそうなくらい怖かったそうだが、楽しかったと。彼女はジェットコースター大好きで、最上級の表現が「チビリそう」だから「最高」という意味。
ビーチを散歩したりバンジージャンプする人を眺めながら、お菓子タイムしたり平和。雨もパラパラ降ったり降らなかったり。プール付きのレストランがあって居心地良さそうだった。あらゆる場所が子供から大人まで楽しめる。
ホテルへ戻り二人で乾杯&軽く晩ごはん、ママとビデオ通話して、就寝。

DAY3
昨日のうちにUSSのチケットを購入しておいた。朝はチャイナタウンに娘のリクエストで小籠包を探しに行くも検索で見つけたお店は閉店してた。。代わりに見つけた中華食堂の屋外席でヌードル。昨日と同じくバスを乗り継ぎセントーサ島へ。ただセントーサ島直前のバス停での乗り換えだとぎゅうぎゅう満員で乗れないリスクあり。この日も一本目は見送り、二本目になんとか乗り込んだ感じ。
USSは混んではいるが、アトラクションの待ちは概ね60分以内で許容範囲内。中国人の行列マナーの悪さが目立った。
映画ハムナプトラのエジプト世界がテーマのアトラクションは搭乗中の演出も良かったし、建築物も気合入りまくりでとっても良かった。あとはジュラシック・パークの円形乗り物の急流川下り、4D体験のできるシュレックの映画、足プラプラ席のジェットコースター(娘の「チビっちゃう」評価GET)、最後に乗った高速空中散歩が楽しめるcanopy flyerが爽快感抜群で良かった。
で、一番の思い出はPuss In Boots’ Giant Journeyのゴントラコースター搭乗直前の豪雨。豪雨の中、走り出したゴンドラ。一応、屋根はあるが前後左右から豪雨シャワーが叩きつけてきて乗員びしょ濡れ。でもなぜだろう、大笑いして凄く楽しかった。
雨は長く降り続くわけでなくすぐに止むので、アラブ系レストランでカレーやプラウにタンドリーチキンを食べて外に出たら雨は止んでいた。
ただ、雨に濡れた影響でメインのスマホの画面操作ができなくなり焦った。先日の水かけ祭りで裸でスマホ使った時は平気だったのに何故?
幸いテザリング通信は生きていたので他のスマホで通信すれば良いとそのままにしていたが(とはいえ保護スクリーンを割外してみたりした)、スマホ持ち込み禁止のアトラクションに並んでいるうちにロッカーの中でテザリングが無効になってしまった。回線がないと困るので、ボタンを長押しし続ける形で強制再起動したら治った。
思う存分、USSを満喫、チャイナタウンのレストランのテラス席で多様な国籍の行き交う人々を眺めながら夕食。娘は朝から念願だった小籠包。大満足のUSSツアーの一日だった。

DAY4 8/20(日)
チャイナタウンの食堂で朝食を済ませセントーサ島のアドベンチャーコーブウォーターパークへ。今日はケーブルカーで行く。
アドベンチャーコーブウォーターパークは浮き輪に乗って楽しむスライダーが5種類ある。特にオモシロくてハマったのが二人乗り浮き輪のジェットコースターみたいなスライダー「リップタイド・ロケット」。なんと滑り落ちるだけでなく、滑り登る、しかも超高速(滑り落ちる速度と同じ位)。磁石の力を使っているらしい。あまりにオモシロイので3回乗ったw
波のプールは深いだけでなく、波の大きさも超どデカイ。興奮。監視員が拡声器で延々と注意を繰り返すのではなく、対象者に対してホイッスルを短く鳴らすだけ。そして波のプールの水の透明度も高くて清々しい。また浮き輪に乗って楽しむ流れるプールは一周20~30分はかかる。各所に大規模な古代遺跡風モニュメントがあり、滝や大波ゾーン、大きな地下世界や、海亀やエイが泳ぐ水槽とプールが接していて、同じ水中で一緒に泳いでいる感覚になるような場所があったり全然飽きない。
レストランで買ったご飯はパラソルの下の洒落た屋外テーブルで食べて、フリーのビーチベッドで横になって食後の休憩も余裕がある。日本のプールは混んでいて忙しないなあと思った。
娘と二人で開園間もない10:30から閉園17時まで、めいっぱい遊んだ。
閉園後はセントーサ島内のケーブルカーでシソロスビーチ(DAY2でも行った)へ。ちょうど空が夕陽に染まるころ。娘と二人でビールとココナッツアイスクリームで乾杯。最高のチル時間。
夜景が始まる頃にケーブルカーを乗り継いでシンガポール本島へ。ケーブルカーから見る夜景が素晴らしかった。
チャイナタウンに戻り夕食は中華系地元客で大賑わいの四川料理屋「东方美食」。小籠包の値段は1/3だけど、昨日の観光客向けの店より全然美味い。そしてザリガニのガーリック蒸しが半端ない旨さで娘と二人で悶絶。ミソが入ったコクのあるタレと、大ぶりのザリガニ肉のコンビネーションが最高。大満足した。ホテルに帰って爆睡。

■DAY5
シンガポールに到着してから毎日これでもかと遊んできたので休息日。夕方までホテルでゆっくり。ホテルのランドリーで洗濯しようと思っていたが1ドルコインが8枚必要で、フロントに両替してもらおかと思ったが、それも面倒くさい。ホテルのクリーニングサービスも明日チェックアウトだと何か手違いで遅れてしまったら致命的だ。
そこで、残り日数で必要となる最低限の衣類のみ洗面所で手洗いして部屋干しして乗り切ることにした。結果、全然問題なし。
今後もこれでいこうと思った。
ホテルから歩いてクラークキーのクルーズチケットの販売所へ。マリーナベイサンズで開催されるレーサーショースペクトラを鑑賞できるクルーズチケットを買おうとするも、ココでは売ってないとのこと。ネット上の情報が古かったか。まあ、いいやとりあえず、JUMBOというシンガポールチリクラブの名店でチリクラブを食べる。そして本来レーザーショー用のクルーズ船の出発時刻である19:30のクルーズ船に乗込んだ。シンガポールの夜景の中をクルーズするのは気持ちが良かったが、20時ころにマリーナベイサンズ前を通るもショーはやってないように見えた。なぜ?
まあ、夜景クルーズで満足したので良いか。川沿いをブラブラ歩いてホテルへ。

■DAY6
フラマホテルをチェックアウトして、チャイナタウンでお土産探し。小分けになった美味しそうなお土産がない!小物入れとかショッピングバッグとか購入。
ランチはサイゼリヤにした。日本のサイゼリヤにはないメニューが結構あってオモシロイ。サーモンドリアとか、シーフードパスタ、トリュフパスタやマッシュルームスープなど。そして、マリーナベイサンズへ。
チェックイン時刻3時ちょうどに到着。さすが高級ホテル、スタッフはホスピタリティ抜群だし、部屋も一番の目的だったプールはゴージャスでカッコイイ。やはり特にプールが最高で15:30から19時の夕焼け鑑賞までたっぷりと楽しんだ。部屋でシャワーを浴びて、前日見られなかったレーザーショーを見に行く。到着はショー開始20時ぎりぎりだったが、不思議と前が空いて正面中央の良い位置から15分のショーを楽しんだ。最後はマリーナベイサンズのフードコートで肉骨茶や鶏手羽BBQなど。

■DAY7
7:00に起きてマリーナベイサンズの最上階のプールへ。プールには入らずに朝焼けを鑑賞。プールに入っている人もそれなりにいた。いや、寒くない?
タクシーで空港へ。プライオリティパスでレストランで無料で食べられるご飯を食べて、それからラウンジへ。羽田空港まで7時間のフライトも順調そのもの。やはり窓際席がベストだなと思った。しかも3人がけ席であれば子供は窓際、一席空けて、パパが通路側にすれば真ん中に客が来なければ真ん中席を使って横になれるので最高だ。

と、娘と二人のシンガポール旅行は、大きなトラブルもなく、新しい体験ができて本当に楽しく一生の思い出となった。ハッピー北朝鮮とも言われる独裁的な政治で、観光用にこれでもかと開発して見事に観光立国、金融立国、物流ハブとして成功しているシンガポール。人々は柔和で、酒が高くドラッグに厳しいので泥酔や酩酊している人がおらず、浮浪者も見なかったし、とても安全でクリーンな国家だった。バックカントリースキーや秘湯、レイブパーティーが恋しくなったら日本へ行けばいいという考えで、シンガポールに住むという選択をする人がいるのも分かる。とはいえ私は住まないが。四季も欲しい。

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