熊本・阿蘇一人旅

きっかけは数年前に友人から推薦された「神々の遊びって感じがする場所、押戸石」に行ってみたいと思ったことだった。

加えてANAのスーパーバリューセール時に、往復15000円程度の羽田−熊本間航空券を見つけて、バケットリストの阿蘇、押戸石を消化する良い機会だと思ったのだ。

大観峰

大観峰は阿蘇の大地が火山活動で形成された大カルデラであることを実感できる。超雄大な景色が楽しめる。アメリカ・アリゾナ・セドナの果てしない雄大な景観を思い出した。

押戸石

押戸石は何ともない平凡な岩(巨石)が、こんもり盛り上がった丘の上に点在する不思議な場所だ。

他の丘には岩などなく、ツルンと平坦なのに押戸石の丘だけ、確かに独特だ。神々がお戯れになったか、と思わせる良い場所だった。

草千里が浜
草千里が浜
草千里が浜

草千里が浜は、文句なしの今回の最も好きな場所だ。野焼きした山、だだっ広い草原、大きな水溜まりのような池、全部、最高。観光客を乗せて稼いでいた馬が、夕方になると自由に放牧されるのも良い。とにかく素晴らしい場所。プラプラと散歩するのが気持ちイイ!

ランチはテラス席もある洋食屋?で草千里が浜を見ながらニジマスランチをいただいた。味も雰囲気も大満喫だった。他にも良さげなレストランがあったので、また来たい。

阿蘇 砂千里が浜
阿蘇 砂千里が浜
阿蘇 砂千里が浜

阿蘇山には交通料金を払って車で指定駐車場まで上がった。砂千里が浜は、荒涼とした世界が独特だった。これは秋田川原毛地獄などでも体験できるけど、規模が大きくて、しかもガス発生危険性のある場所まで入れて興奮。ただ、どこまでが進入可能範囲なのか不明で、結果として範囲外まで行き、ガスを吸ったのか気分が悪くなってしまった。というのも人がいるとどうしても避けたくなる。今回は二枚目の写真の石塚で記念写真撮影している人がいたので、脇をササっと通り抜けたんだよね。でも石塚の横の看板には「これ以上先は立ち入り禁止」って書いてあったの。100mくらい進んで、大気に対して感じていた違和感が、ヤバいという確信に変わり大急ぎで引き返した。阿蘇山のカルデラ湖を見たかったんだけど、天候が悪いのか、遊歩道が工事中でしかるべき場所まで行けないのか、なんなのか理由不明だが見られなかった。

満願寺温泉 おおぎ荘の天望露天風呂(混浴)
満願寺温泉 川湯(混浴)

宿泊したのは満願寺温泉のおおぎ荘。天望(案内表記まま)露天風呂は、気持ち良かった。他に客が少ないのか独泉だったのも最高。

満願寺温泉の川湯は、隣に野菜洗い用の湯溜めがあり、人がはいる浴槽2つ、その下流側の浴槽では地元の老夫婦が犬を洗っていた。地元の生活の場である。部外者である私はフルチンだが、紳士的に振る舞った。

おおぎ荘以外に泊まったのは、阿蘇プラザホテル。屋上の露天風呂から涅槃釈迦に例えられる阿蘇五岳の眺望が素晴らしい。

あとは熊本駅直結のTHE BLOSSOM KUMAMOTO(ザ ブラッサム熊本)。サウナ付き大浴場、部屋(デラックスツインルーム)だとソファセットが窓際に設置されている、などで選んだ。

テラス席で食べた朝食ブッフェは、朝風呂サウナ上がりの身体に心地よく、満足度高い体験だった。

卑弥呼の里(廃墟)
卑弥呼の里(廃墟)

卑弥呼の里は、1970年代後半に計画された総合リゾート創設プロジェクトで、ホテルが建設されたが、オープンまでに資金が尽きて、廃墟となったんだそうだ。

怖いのでメインロビーと一部屋だけ見て、逃げるように出た。でもゾクゾクする探検は楽しい。

高千穂峡

阿蘇から車で1時間程度で宮崎県の高千穂峡まで行ける。メイン観光スポットとなるのが真名井の滝展望台、ココは観光客が多くてうるさいのが残念だけど文句なしの絶景。

ランチは喧騒を離れて高千穂峡の一部を見渡しながら@あららぎ茶屋のテラス席にて。

白川水源
白川水源

白川水源は月並みだが水がキレイ。ペットボトルに汲んだ水は澄んでいて美味い。でも富士五湖の水源のほうがインパクトあるな。

らくだ山
らくだ山
らくだ山
らくだ山
らくだ山

白川水源の後、眺望自慢の月廻り公園でランチをと思ったが店休日、あたりを見渡せばなんと押戸石とは違う荒々しい巨石が野焼きの丘にブッ刺さっている幻想的な景色が。

これがらくだ山である。カッコよすぎる。あまり情報がなくて、麓に車を停めて徒歩で20分くらいかけて登頂したが、上の仏塔まで車で行けた。ただし途中の道はすれ違い不可。らくだ山は草千里が浜と並ぶオレ好みの場所だった。これを自力で発見できるなんて、自分の運の良さに感謝。

熊本城、熊本県立博物館、水前寺公園、熊本県立現代美術館にも行ったけど、阿蘇に比べたら、全然つまらなかった。再訪無用。

あと地震による城の一部の崩壊を紹介しすぎ。過去には全焼失したりしてるんだから、地震による一部崩壊を極端に紹介しすぎ。かまってほしい感が鼻についた。

一方、阿蘇は、屋久島、上高地、尾瀬と並ぶ国内SS級のスポット。再訪の機会を狙っていきたい。

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