古都へ春の一人旅 吉野山の花見

春が来たらワクワクして、陽気に誘われてフラフラっと出かけたい。桜が見頃と言われれば、全国どこへでも出かけたい。それが私である。

さて、日本一の桜といえば、どこだろう?

桜は特に咲き具合や天気に体験の良し悪しに左右されるので、人それぞれ好みが分かれることだろう。

しかし吉野山の桜と聞けば、押しも押されぬ大本命の大御所であろう。定番を知る(体験しておく)というのは、自分の中に軸ができるので大変良いことだと思う。

というわけで吉野山の桜を見てきた。

下千本は散りはじめ、中千本と上千本は満開、奥千本は8分咲き。

春、天気は快晴。最高気温は25℃超え。登りが続くと汗をかくが、木陰で休めば心地の良い気温にそよ風がそよそよーと体表の熱を取り去ってくれる。

常に桜の花びらが舞い散っており、まるで天国のようだった。

吉野山の登山中、展望桟敷で隣り合わせた塾年カップルの去り際に自撮りで苦労していたので申し出て記念写真を撮影してあげた際、男性が「吉野山の桜は素晴らしい。これでいつでもあの世にいける」と私に言ったが、本当にそれくらい素晴らしい体験だった。

9時に到着した近鉄吉野駅から中千本までバスで上がり、あとは奥千本まで山登り。時々、支道に入り絶景を撮影したり休憩したりで奥千本には12時位に到着。

途中の展望茶屋の桟敷席でおでんとビールが最高だった。弁当を中千本からの登りはじめ数軒ある店などで購入しておき、自ら決定した最高の絶景花見スポットで食べるのも最高だろう。

下山を開始して中千本から吉野駅までにある魚歌家という古民家カフェレストランでの遅いランチがまた良かった。山登りの疲れと満開の桜による絶景を堪能した満足感と、居心地の良い環境。ビールがウマい、さらにメシもウマい。

魚歌家の居心地の良さは内装や庭といった物理環境だけでなく、音にある。

宮城愛というギター弾き語りアーティストのCDが延々とループ再生されるのだが、これがハチャメチャ良かった。

大満足で吉野をあとにして、橿原神宮前のThe Hotel Kashiharaへ。このホテルは悪くない。大浴場でサウナかミストサウナのどちらかの大浴場が日替わりなのも、まあいいだろう。ミストサウナ好きだし。朝、サウナが使えない点は少々不満だが、昨秋に泊まった大和八木駅カンデオホテルズと大きな違いはない。

いずれにせよ花見シーズンは吉野山付近のホテルは予約が取れないので、上記どちらかが今後も有力な候補となるだろう。

バケットリスト消化:奈良吉野山の花見

展望茶屋の桟敷席
絶景スポットで弁当も良い
魚歌家

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