エグザイルス・ギャング/ロバート・ハリス
破天荒で天賦のルックスとキャラクターをもつロバート・ハリス氏の自叙伝。
ここまで赤裸々に書けるの凄い。
僕も自叙伝、一応出版してもらったりしたが、僕が好き勝手に話したことをライターとエディターが形にする形だったし、出版社から期待されていることだったので、ここまで赤裸々に書けなかった。
話が逸れた。
ロバート・ハリス氏は、InterFMのラジオ番組で知った。
読んだ本にまつわる話などからインテリジェンスに惹かれていたし、氏が時々語る昔話ではゴージャスな美女とのロマンティックな体験話ばかりで少なからず興味を持っていた。
氏のラジオ番組Alexandria内でのインタビュー内で自身の著書に触れていたので、試しに読んでみた。旅に出たくなる本だと言っていたので。
氏が絶賛していた村上春樹の旅の太鼓を、彼の紹介で知り、とても面白かったので。
さてさて、そんな経緯で読み始めた「エグザイルス・ギャング/ロバート・ハリス」。とても面白かった。
バリ島には改めて行ってみないといけないと思った。
女性との付き合いはやはり個性が強い女性とのお付き合いは、魂と魂のぶつかり合いで、天国と地獄、両面あるなと思った。
僕は我儘であるからして女性との付き合いは氏とは違うが、それ以外の人生のスタンスには共感を覚えた。
要は世間と合わせて何かを我慢して生きるのは性に合わない。
他者に優しく、とことん自分の心の声に正直に生きる。
いくつかこの本で印象に残った箇所を引用する。
「違う、違う 頑張るんじゃないの、楽しむの。わかった? 人生は頑張りじゃないのよ。遊びなの」
おい、相棒、まさかお前、センチになってんじゃないだろうな。やめてくれよ、恥ずかしいことは』って言うんだよ。『人生はゲームだ。どうせやるなら勝っても負けてもシャキッと楽しめ』ってね」
優しさのこもった自然体こそ、人間本来の姿だと思っていたからだ。3階の部屋でよくそんな話をした。限りなくオープンでいよう。お互いを干渉したり、変なグループ意識を持つのはやめよう。オレたちを結びつけているのは遊び心以外の何ものでもない、だからこのスピリットだけはなくさないでいよう