花と火の帝/隆慶一郎

鬼の子孫と呼ばれる天皇の籠持ち八瀬一族の岩助が幻術を使って、天皇家(禁裏)を江戸将軍家忠の陰湿な攻撃から守護する話。

武芸を主とする武家と、教養文化を主とする公家及び天皇家。

呪術や超能力の類は俄に信じがたいが、修練の先にはそこまでいけるのかなと思ったりしました。

オモシロイんだけど、作者逝去につき、途中で終わってしまった。日経新聞上で死の最期の最期まで連載していたのがこの作品とのこと。その際、他に7本連載を抱えていたとのことだから、未完本にぶち当たることが多いのは仕方ないか。

たとえ未完でも読まないよりは読んだほうがいい。

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