雑草で酔う 青井硝子

mozlogの2020年にやってよかったこと一位だった合法トリップ体験アヤワスカ。これの元ネタ本ということで読んでみた。

遊ぶとは酔うこと。脳汁を出すこと。「ここではないどこかに行く」行為。

旅行も遊びの一種。

キマリ遊びとは、ドラッグでキマって、今ここではない別のどこかに行く行為。精神世界への旅行であり、大人になって出しにくくなった脳汁を再び出せるようにする行為。
遊びの禁止事項は「また次も遊べること。継続性が重要なのだ」。

この遊びの考え方に共感できた。また次回に遊べなくなるような遊び方はやっぱりダメだよね。

セロトニンを「愛情に関わる脳汁」と称し、

「他人と話したり抱き合ったりで分泌され、持続効果がとても長く、個々人を社会の側に寄せる、人が人として日々を生きていくために最重要」。

と言っており著者に対してなんだか安心感を覚えた。なんというか、明るい方向へ進んでいけてるなと思えて。やっぱり薬物にのめり込む人って、病みがちでちょいと心配になるから。

んで、そうかアヤワスカ(DMT)は合法なのか、そりゃもっと調べて試してみたいなと思ったら、なんと著者はアヤワスカのお茶を販売したことについて、麻薬取締法違反容疑で、法廷にて係争中でした。

あら、これは残念。
目立つと叩かれる。これぞ日本て感じな展開だ。著作の中でも触れられているが、かなり積極的・直接的に悩める人たちに色々助けてあげてたみたいだったし、無防備すぎる印象はあった。

起訴された青井氏も取材に「アカシア茶は他人に被害を与えず、依存性がないということで、精神の不調に苦しむ利用者が情報交換をしながら少しずつ文化が成長していっている過程だったのですが、その成長が司法によって止められてしまいました。法律ではなく、文化的に規制する方法を考えるべきではないでしょうか」と訴えていた。

https://this.kiji.is/707161932420907008?c=39546741839462401

調べてみたらこんな青井硝子氏自身の逮捕釈放後の発言を発見した。
青井硝子氏は自身が社会的に生きづらくなりホームレス生活中に雑草を吸い始め、精神の変容体験を通じて自身の内面や社会との関わりについての問題を自己解決してきた。だから、同じように精神を病んでしまっている人たちに解決策としてのトリップ体験を広めたいんだという動機が分かった。
とてもクリーンな動機だし、社会を良くしたいっていう、めちゃくちゃ善人である。

「彼も逮捕されるのか日本。なんて残念な社会だ。なんだかwinny開発者に対する起訴と同じように警察や司法は出しゃばりすぎじゃないか」なんて思いながらモヤモヤしながら検索してたら扉の先通信を見つけた。

私たちの世代にあった「知ってる人は使うけど、わざわざ誰かに教えるのは(危険もあるし)ヤボだよね」という暗黙の了解を、あっさり超越していたのです。
(青井硝子氏の)カルチャーの育て方は本当にカルチャーショックでした。

ほんとにそう。

一般的に「持っていても売るな」と言われます。あなたがどこかで大量のLSDを手に入れたとして、それを「持っている」のと、「売る」のでは、抱えるリスクがまったく違うぞという古人の戒めです。

そう、この戒め、教訓は日本において金科玉条だ。青井氏もアヤワスカ茶さえ大学生に売らなければ良かったのに・・・。

なんにせよ、今後、青井硝子氏は自身でアヤワスカ茶を販売するのは止めて、本著作内でオープンソース的に広めると紹介していた「クリプト➖ファン栽培法」の伝道師として世界を救っていって欲しいと思います。

最後に最近Twitterで見つけた名言。

覚せい剤やってる人の「おれはウソつかない」と、MDMAやってる人の「愛してる」と、LSDやってる人の「全部わかった」を信じてはならない。
https://twitter.com/iLLNESSDEAD/status/1331568911913938947?s=19



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