一夢庵風流記 隆慶一郎

傾奇者/バサラ前田慶次郎の破天荒な人生を描いた時代小説。少年ジャンプの漫画「花の慶次」の原作である。

漫画はそれほど熱心ではないが読んでいた。これが隆慶一郎の小説となると忽ち魅力が倍増し、またたく間に慶次郎の風流さに引き込まれる。

男が女が野生馬が、関白も武将も忍(しのび)も関わるものが惚れてしまう慶次郎の魅力。

どこまでも強く、優しく、義に厚く、粋である。

面白かった。


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