秋田温泉一人旅 山の地面で岩盤浴 玉川温泉
乳頭温泉郷からさらに北上、十和田八幡平国立公園内にある玉川温泉へ。
山の斜面の至るところに強烈な噴煙を上げる吹き出し口があり、断続的に噴煙をあげている。湯もドバドバあふれ出てくる湯の泉がある。
舗装された遊歩道も温かいし、山の岩肌も温かい。
人々はそこかしこにゴザを敷いて、身体を横たえ、体全体で地熱を感じ、温まる。
大地のパワーを感じる。
しかし、敷くためのゴザを持参するのが面倒、服のまま汗をかくのも洗濯やらなにやら面倒、さらにコロナ禍なのでマスクをしたまま汗をかくのが絶対に不快、などの理由から私は実際に岩盤浴を楽しみはしなかった。
脚やお尻を少しつけただけでも、スーパー銭湯などでも体験できる岩盤浴と同じ程度の熱を感じることができた。
野外に湯舟は1つだけあったが、湯が張られておらず、現在は使われていないようだった。
屋内の風呂は檜が随所で香り、日本で一番酸性値が高いお湯は源泉100%だと肌がピリピリしてきて長く入ってはいられないくらいだった。
皆、同じなのか、風呂では源泉50%に希釈されたもののほうが、温度別や形状別にいくつか用意されていた。長湯したければ断然50%だ。
個人的には蒸気風呂(スチームサウナ)も良かったが、水風呂がないので、しょうがなく洗い場の水シャワーを浴びるのだが、蒸気風呂から洗い場まで距離があり億劫なので、あまり繰り返さなかった。
宿のバイキングの夕食は、特筆すべき美味しいものがなかったし、お刺身などもない(山の中だから当たり前か)ので少々寂しかったが、まあ良しとしよう。