日本ぶらりぶらり 山下清

障害者の作るアート作品には無垢の好奇心に従って創られた純粋な魅力がある。

山下清という人は映画「裸の大将」で存在は知っていたり、花火の貼り絵が凄いということは事前に知っていたが、この著書を読んで更に興味をもつことになった。

画集でまとまった作品を見てみたいし、他の著書も読んでみたい。

ヨーロッパぶらりぶらりは、本作の比肩なき面白さから推し量るにきっと傑作であろう。

凄い天才がいたものだ。

本能で放浪。障害者施設、精神病院、親の元を脱走し、徒歩で一日三駅ペースの移動、駅のベンチで野宿生活。

貼り絵や油絵の対象となる景色は、記憶しているそうだ。

はぁ、天才。

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