2024年8月 家族で北海道知床旅行
1日目 8/4(日) 雨。
羽田空港16:45発。予定より30分遅れの19時に到着した北海道女満別空港。天気は雨。飛行機から降りたら気温は16度程度で肌寒く感じた。なにせ埼玉は日中35度が当たり前で、夜でも冷房ナシでは寝られない程の茹だるような暑さなのだから。レンタカーを借りて1.5時間を運転して知床ウトロのノーブルホテルへ。ウトロエリアに到着したのは21時半過ぎで、近くで営業中の飲食店を見つけられずセブンイレブンのコンビニ飯をホテルの部屋で食べる初日の夜となった。
2日目 8/5(月) 曇り。
朝はウトロ漁協婦人部食堂で朝食。海鮮丼、イクラ丼、ホッケ焼き定食、カツ丼。続いてオロンコ岩という巨大な奇岩に登る。岩の上は平らで天空の散歩道のようになっていて周遊すると楽しい。お次はオシンコシンの滝。僕だけ駐車場に停めた車でビデオミーティングして、妻と子供達は30分ほど滝やお土産屋でブラブラ。
平日旅行なので、多少仕事しなきゃならないのはしかたない。以降、旅行中は毎日早朝4時に起きて仕事をしてから、旅行を楽しんだ。
さて、オシンコシンの滝。見る価値のあるカッコいい滝だった。僕がオチンコチンの滝と冗談で言ったら、息子が大変気に入ったらしく、連呼するようになったのが面白かった。ホテルでは浴衣をめくりあげてチンチンを見せながら「オチンコチンの滝!」とやるので、将来が楽しみである。
そして続いては、知床五湖の大ループと呼ばれる遊歩道をトレッキング。入場するにはヒグマについての15分ほどの講習を受けなくてはならない。実際にヒグマと遭遇した人がいると、その日一日はルートが閉鎖される。直近も半分以上の日でヒグマが目撃されルート閉鎖となっていたので、冗談抜きでガチのヒグマ生息地の中を2時間歩くのだ。ヒグマにビビりまくりの子供達が可愛らしい。でも結局、残念ながら我々はヒグマには遭遇できなかった。
歩いている最中、湖と深い天然の森は美しかった。ただ霧や雲があり、道中、知床連山を見ることはできなかった。
知床峠へ。羅臼岳は雲に隠れて全貌は見えず。
ホテルへ戻って来て、徒歩範囲内で海鮮以外の飲食店を探すもラーメン屋を除きなく、またもやセイコーマートのブタ丼、カツ丼とセブンイレブンのグラタンなどのコンビニ飯でノーブルホテルの部屋にて宴会となった。
3日目 8/6(火)晴れ。
ノーブルホテルをチェックアウトし、二日連続で朝食はウトロ漁協婦人部食堂。塩ラーメンなど。
予約してあったカムイワッカ湯の滝へ。未舗装路を数キロ運転して辿り着く秘境感。流れる川が温泉水で30度から40度。スタート地点から4つ目の滝まで、流れる川を遡り、滝を登る。温泉水は強い酸性で目に入ると激痛、身体に傷があるとしみる。でも、とっても楽しい。
川の水が温かいのが新鮮。天気は快晴で清々しい。滝を滑り台のように滑り滝壺へ飛び込む。滝壺は温かい温泉水で満たされていて湯船である。不思議な感覚。
家族四人がこの旅行でのベスト体験に選んだ特別な体験をした。
僕的には午後3時までカムイワッカ湯の滝で過ごしたかったが、子供達が虫刺されの傷などにしみるという理由で酸性のお湯に長く浸かれず、4の滝ゴールまで完登して、少し湯に浸かったり写真を撮ったら手持ち無沙汰になってしまい退散。
知床峠へ。この日は快晴、羅臼岳の勇壮な姿に魅了された。
自然センターに戻り、鹿肉チーズバーガーを食べて昼食。自然センター発の散策路を2時間歩くフレペの滝へ.。
このフレペの滝の散策路も最高だった。遠くに見える知床連山、青々と茂る笹林と針葉樹と広葉樹が混ざる森の中をウネウネと海へと向かう道。美しい世界があった。フレペの滝は断崖絶壁にチョロチョロと流れ落ちるお淑やかな滝。
クタクタになって向かったのは知床第一ホテル。到着した時からベルボーイが出迎えてくれたり、エントランスがゴージャスで家族全員気分が高揚する。そして部屋に入ってみたら応接セットに化粧台、ベッド2台に畳敷きのエリア、大きな窓からはオホーツク海の絶景という最高の部屋。テンション上がりまくりで子供達は飛んだり跳ねたりしていた。「さすが親分!」と娘がパパに対して言ってくれたのが可哀想かった。
夜はマルスコイ(ロシア語のバイキング)。全ての料理の質が高い!
そして大浴場は広々。お客さんは多いのに混んでいる感じがしない。大満足のホテルだ。
4日目 8/7(水)
既に前日までに知床八景と呼ばれる名所を全て制覇していた我々。羅臼湖にチャレンジしたかったが、羅臼湖へ向かうには知床峠に車を停めて羅臼湖遊歩道の入口まで歩く必要があるが、知床峠についた時点で雲や霧が多く計画変更。フレペの滝がある自然センターに戻り、開拓者の歴史を知るルートを散策。フレペの滝ルートと比べると物足りない。
知床五湖へ再度行ってみる。大ループはヒグマ出現ということで閉鎖されていたので、木道コースを歩く。二日前は雲が多く見えなかった知床連山が今回は丸見え。太陽の下、笹や松の緑色の絨毯が美しい。
連日、怒涛のように活動していたので早めの15時前に知床第一ホテルへ戻る。その前にウトロの海鮮屋で一舟購入4800円。ホテルの食事には大満足だがさすがにウニは出ないので。ウニ盛りとビールで眺望の良いホテルの部屋で宴会。最高すぎた。大浴場も15時だと他に誰も客がいなくて広々快適。水風呂に日光が差し込みキラキラ綺麗。息子は水風呂でめっちゃ泳いでいてカワイイ。
5日目 8/8(木)
朝10時からヒグマを見られる可能性が高い遊覧船を予約していたが雨で霧も出ていたのでキャンセル。
天に続く道、網走刑務所博物館の見学、網走湖、原生花園、感動の径ビューポイントパーキング、遅めの晩ごはんはハンバーグレストランにて、メルへンの丘、ヒマワリ畑と回って、女満別空港へ。
この旅では息子がサウナや水風呂と外気浴の気持ちよさに覚醒した。親子揃ってサウナや外気浴を楽しめたのが特に良かった。
家族全員がベスト体験にあげたのはカムイワッカ湯の滝上り。温泉の川や滝、滝上りは特別な体験だった。
家族と素敵な思い出を作れた。
人生の宝物がまた一つ増えた。