アメリカ一人旅 サンフランシスコ WNBR参加とベイカービーチでヌーディスト体験
この旅の最大の目的はWNBRに参加することにあった。参加者が裸で自転車に跨り街中をパレードするのだ。コロナの海外渡航自粛が緩和されたら絶対に実現しようと決めていたバケットリストの項目がWNBRだった。ネット上でサンフランシスコで開催の報を知った際は小躍りした。
調べてみるとサンフランシスコにはヌーディストビーチもある。バケットリストの1つ「ヌーディストビーチで素っ裸で過ごす」も実現できちゃうわけだ。
まずはラスベガスからサンフランシスコまで1時間のフライト。サンフランシスコではクリッパーカード(日本のSUICA)で電車でサンフランシスコ市街地へ移動し、UBERでホテル(Calista organic hotel)へ。
荷物を置いて自転車(MTB)を一週間レンタルした。Golden gate ride
サンフランシスコ到着の翌日は自転車でWNBRの集合場所(Rincon ParkのQupid arrow)を確認し、フィッシャーマンズワーフを超えてゴールデンゲートブリッジ、そしてその先にあるベイカービーチまで自転車で行った。
ベイカービーチは最北部はヌードもOKで男女結構な数の人がヌードでリラックスしている。
僕も早速ヌードになり、酒飲んだり一服したりして開放感を楽しんだ。
男女裸だけど誰も他人を気にしない、海水は冷たくてリフレッシュに最適、海水が乾いてもベタベタしない、空気が乾燥してるので日光浴してても汗ダラダラみたいな不快な暑さがない。カラっとしてる。海の家、監視員や遊泳ゾーン、案内放送などがない。全員が大人で自己判断できるので、管理者とかウザイ警告とか不要。
とても静かで落ち着いている。
皆思い思いに自分の時間を楽しんでいたのが印象的だった。
ほんの一部で勃起させている男とかいたけど、基本的に健全。平和。チル。
サンフランシスコ3日目はいよいよWNBRである。
ものすごい体験だった。参加者達は皆とてもフレンドリーで楽しくライドできた。
フルチンで街中を走る。しかも観光地。
そういえばWNBR当日の朝、前日に自転車を停めておいた場所に行ったら、2つのうちの1つのU字ロックだけが残っていた。肝心の自転車がない。盗まれた?念の為、停車場所の目の前の酒店のガードマンに確認したけど、何も分からないと。「あー、これでWNBR参加できないか」と諦めかけたが、現場写真を撮り、自転車屋に行って事情を説明し、盗まれた自転車代の80%を払うことで合意、残りのレンタル期間用に新しい別の自転車を貸してくれることになった。
急いでWNBR待ち合わせポイントのリンコンパークのキューピットアロー前に向かった。
するといるいる、全裸のオッサン達が。僕が着いたときは主催者側の2、3名位が全裸でフレンドリーに歓迎してくれる。そのうち徐々に増えていく参加者、総数40名程か。
お互い写真撮りあったり、日焼け止めを塗り合ったり和気あいあい。女性は10%位か。みんなドギツイほど個性的。
男は過度な勃起はいないが、チンポバンドしたり、チンポのとこだけ赤いチェックの暖簾みたいなので隠したり、ほぼ勃起していたり(昨日のヌーディストビーチではギンギンに勃起させて見せつけている人もいた)、短小包茎を強調させていたり、みんな完全に変態で、愛すべきヌーディストである。
沿道から驚きの声や、笑い声、手を振ってくれたり、好意的な歓声や車のクラクション、ほとんどの人が好意的にうけいれてくれている。
気候は最高、休憩時にはカンナビスを吸ったり、思い思いに写真を撮ったり。
屋外で、素っ裸で、人が沢山いる公共の場所にいる。感じる視線、透き通る青空と強い陽射し、カラッとした爽快な風が素っ裸の身体を撫でていく。気持ちいい。これ以上ないくらい気持ちいい。
素っ裸でいる時間が長くなると慣れてしまう。性的に興奮し続けるのは難しい。
自転車を漕いで、沿道の人々に注目されているのを感じる、自分の身体を見ると全裸なので非日常感がこみ上げてくるというのを繰り返した。
数日後、改めて服を着てWNBRで通ったコースを自転車で走ったが「ココを全裸で走り抜けるなんて、とんでもないことしたんだなあ」という実感がたまらなく愛おしかった。
サンフランシスコは気候がカラっとしていて毎日ピーカン晴れで、風や海水はちょいと冷たい。裸でビーチや自転車乗るのは時々肌寒いこともあるが、基本的に最高の体験だ。
サンフランシスコのWNBRは参加人数が30~40人と少なくて良い(一般人が沢山でヌーディストが少ないほうが非日常感が増す)。また参加しても良いが、他の都市のWNBRにも参加してみたいと思った。
サンフランシスコではヌーディストビーチとWNBR以外はノンビリ過ごした。
サンフランシスコのMoMa、ゴールデンゲートパークとデヤング美術館、アジア美術館(Asian Art Museum)などに自転車で行った。
TargetやTrader Joe’s、wholefoodsでお土産のギラデリチョコレートや冷凍食品を購入。外食だとサンドイッチ7USD(945円)、ハンバーガー12USD(1620円)なので、食費低減に冷凍食品や日本から持参したサンコー炊飯器は大活躍だった。
日々、サンフランシスコ在住者のような気持ちで、自転車でどこかに出かけて、気持ちよくノンビリと過ごした。