ドリトル先生アフリカへ行く/ヒュー・ロフディング作、河合祥一郎訳
どこかで聞いたことのあるDr.ドリトル。実は読んだことない。でもそういうたぐいの本って沢山あるよね。
名前や評判は知っているけど、実際に自分では未体験なことをドカドカ体験したい時期ということもあり読んでみた。
動物の言葉を理解できる名獣医ドリトル先生だが、人間社会には馴染めない。お金儲けに興味がないし、請われてワニを飼ってお客さん(患者)が寄り付かなくなって困窮しても気にしない。
そんなドリトル先生は動物界では大層有名でアフリカで大量の猿が流行病に罹っていると聞く。動物愛に溢れる先生は、船や食料などを借用し、英国の自身の医院で普段から飼っている動物達とアフリカへ助けに行く。
航海中に海賊と対決したり、アフリカ上陸して現地の豪族に捕まったりするが、猿を救い、珍しい動物を英国に連れ帰る。その珍しい動物を見世物にして大金を手に入れてめでたしめでたしというお話。見世物というとなんだか世間的に悪いイメージだが、当の見世物となる動物も望んでのことなので問題なし。