どくとるマンボウ航海記/北杜夫

4ヶ月かけて世界中の水産資源を調査する船に船医として乗り込んだどくとるマンボウ先生の航海記。

軽妙洒脱な表現で行く先々の出来事が面白可笑しく語られる。航海の苦労や船上や寄港地など道中で当然発生するトラブルについても当人の表現からは深刻さなど微塵もない。

相当な知識人で学力が高いのだろうが、全く鼻にかけておらず、所謂天才というのはこういうタイプの人なのだなと思う。

憎めない天才キャラ。

彼の旅行記が他にもあるのなら是非読みたい。

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