息子のバスケの試合観戦
小学生が地域の運動クラブに所属して、週末に練習やら試合やらに参加することはとても良いことだと思います。
まず身体つくり・健康増進という点で良い。
それに団体競技ということで、自分の力だけでは勝利できない、自分のミスでチームが負けることがある、人にはそれぞれ得手不得手がある、などといった団体競技ならではの真理を体感できる。これは情操面での成長が期待できる。
年齢の違う子同士チームを組んで協力して戦う。年齢が違うので能力の差は歴然。そこでどんな役割を自分は担い、工夫して居場所を見つけて、あわよくば活躍してくれたら最高です。今後の人生において、周囲とうまくやっていくというのは極めて基本的で有用な能力です。
ちなみに息子は学童にも入っているのですが、ゲームもタブレットもビデオ視聴も禁止で、小1~小4の子供たちが放課後の数時間を共に過ごさないといけない。これも上記と同じ理由でとても良いと思っています。(妻が専業主婦をやめて働きだして、息子が学童に入れるようになり、とても良かった。)
さてさて、バスケの試合ですが、小4~小2の混合チームでは、当然、最年少の息子はボールをメインで支配するには至りませんでしたが、小2・小1のチームでは主軸として走攻守、全てで活躍してくれました。
ま、それはそれで非常に良いことなのですが、バスケ終了後、帰宅した彼はディナーの前も後も、内省の時間を設けず、ゲームや映像視聴で自由時間を埋めてしまっているようでした。それがどうも気になりまして、こう伝えました。
今日のバスケの試合で良かった点、悪かった(うまくいかなかった)点、今後何を重点的に改善していくべきかを考えて、パパに報告して。
やはり、内省しないと成長しないと思うんですよね。内省して言語化して外に出しておくと、その言葉が自分を成長させてくれると思う。
彼の場合、
良かった点:パスカットやボールを前に運ぶという点で活躍できた
悪かった点:最後のシュートの精度がいまいちだった
今後の改善点:ドリブルからのレイアップシュートの成功確率アップ
と自分で考えて言葉にできたので、明日から学校で友達と遊びでバスケするときだって、レイアップシュートの精度を意識するようになる。
これを大人が具体的に教えてしまうのではなくて、子供に内省させて、子供自身が改善点まで発見して言葉にできるまで導いてあげる、のが大人の仕事かなと思います。