秋田温泉一人旅 滝が温泉!度肝を抜かれた 川原毛大湯滝
埼玉県の大宮駅から秋田まで新幹線こまちに乗ってやってきた。
秋田駅前でレンタカーを借りて南下。
まずは湯沢市の秋ノ宮温泉郷に宿泊。
翌朝、まず向かったの川原毛地獄と呼ばれる山の至るところから噴煙をあげる不毛の地。お目当ては川原毛地獄によって温められた川の水が滝になって流れ落ちる川原毛大湯滝である。
滝は左右に二柱ある。
左手のほうは10mほど落下したところに滝壺を形成し、そこから更に我々の立つ位置まで落ちてくる。
一方、右手のほうは清々しいくらい真っ直ぐに、落差15mほどだろうか、
頭上から太い水流が
ごぉごぉごぉ
と地響きのような音とともに止めどなく落下し、滝壺を形成している。
そしてどちらも、その滝の水が温かい35~6℃といったところか。
興奮のあまり滝壺に飛び込んでしまう
滝壺の中心あたりは凄まじい水量が落下して霧のような飛沫が舞い、轟音も凄まじい。
滝行のように滝を直接脳天に受けてみたら、首が圧力に耐えられず2秒ももたなかった。
滝壺の深さは1m30cm位だろうか、肩まで浸かるとスーパー銭湯でも見かける立ち湯のようだ。
秋田の山奥の大自然の中の滝が形成した滝壺が、温かいお湯で満ちている。
しかも轟音で次々と無限の温泉水が滝になり落ちてくる。
滝壺に浸かりながら、
うひょひょー♪
と呻いてしまった。
信じられない。奇跡!
地球すごい!
オモシロイ!
そんなこんなで、あちこちアングル変えて写真をバシャバシャ撮りまして、水着も着たり着なかったりね。
やっぱり開放感が命(いのち)だからね。
小一時間いたと思うが、誰も来なかった。
轟音温泉滝に興奮しまくり、大自然を満喫しました。
その後は川原毛地獄をお散歩。
遊歩道の左右の山肌の至るところから白い噴煙がモクモク、青い抜けるような青い空に吹き出していて綺麗だ。
地獄の谷の中腹にベンチがあり、そこで休憩した。
活発な地底のマグマの活動が、地表に露出し噴煙をあげる。川の水を温め滝にする。
ベンチに座り耳を澄ます。
遠くに鳥のさえずる声が聴こえる。
地形の影響か、ベンチに座る僕の眼前を独占している地獄の谷の影響は、隣の峯には及ばないようで樹木もある。
きっとその中の鳥だろう。
そんなことを考えながらボンヤリと大湯滝から地獄谷周遊道を登っていったら、周遊道が谷の景観から離れはじめ、一般道の存在が意識させられるようになり、極めつけはピンクの僕とは好みが合わないであろう人が作ったんであろうノボリが一般道のガードレールらしきものに括り付けられ、風にはためくのを見て潮時かなと思い車に戻った。